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人を育てるように藍を育てる。

藍を育てるにはワインで言うところのテロワールが非常に重要な要素を持ちます。もちろんワインで言うテロワールほど、厳重なものではありませんがやはり前提として藍が育つ風土が必要となります。

だから、藍草を育てる為の土壌はもちろん水にも気を使わなければなりませんし、環境そのものが非常に大事な要素をしめます。

人を育てるように藍を育てる

ぼくが藍を勉強して良く感じることが、藍はとても素直だと言うことです。そして藍を育てるということは、ひとりの人間を育てることに通じる部分がたくさんあると思うのです。

会社で管理職をされている方には、わかって頂けると思うのですが、やはり、ひとりの人間を育てるにはそれなりの愛情を注いであげなければなりません。

ただマニュアルの通りに、溶液の中に突っ込んであげるだけじゃ藍は育ちません。しっかりと手間をかけ、栄養を与え、面倒を見てあげなければ立派な藍を育ててあげることが出来ないのです。

もちろん、藍にその資質がなければどんなに手間をかけてあげても綺麗な色を発色することはありません。ただ、難しいところは藍は建てるまで本当に建つのかわかりません。だから建つかはわからないけれどもその藍の資質を信じて育ててあげる。

※藍の資質は広い意味で、種や土壌など、藍草の生育環境に依存します。

藍を勉強しながら人を勉強する

それなりの環境も用意してあげなければなりません。しっかりと練って蒅(すくも)に灰汁(あく)を食べさせてあげなければなりませんし、維持管理するには蒅(すくも)が好む、エサを与え続けてあげなければなりません。

それをせずに藍のせいにするのはやはり違うと思うのです。しっかりと管理し、面倒を見てあげなければどんな藍もすぐにダメになってしまいます。

ぼくはもしかしたら藍を勉強しながら同時に人間を勉強しているのかもしれません。