【藍建て】「濁り建て」とは

「濁り建て」とは
「濁り建て」という藍建ての方法があります。
「醗酵建て」の解説の際にもいいましたが、伝統的な藍建てである「本建て」に必要なのは「すくも」と「灰汁(あく)」です。
「濁り建て」とは「すまし建て」の対義語に位置するようなもので、「すまし建て」に対して「すくも」と「灰汁(あく)」のみで建てる「本建て」のことをいいます。
つまり「すまし建て」は「すくも」の中の不純物を水で洗い綺麗にし雑物を取り除き「醗酵?」させ染めるの対して、「濁り建て」と呼ばれる本建てでは、「すくも」の中の不純物を洗い流さないで雑物を取り除かずに醗酵させて建てるからのようです。
※「醗酵?」と書いたのは、この方法では、おそらく何か手を加えないと醗酵はしないであろうと考えるからです。「すまし建て」について詳しくは「「すまし建て」とは」をご覧下さい。